2012年5月1日火曜日

dart:domは使えなくなります

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公式サイトの情報(Deprecation notice: Migrate from dart:dom to dart:html)によるとdart:domライブラリはdart:htmlライブラリに統合され、今後は使用できなくなります。もともとdart:htmlの使用が推奨されていましたし、dart:domを使ったプログラムを作りこまれている方は少ないとは思いますが、もしdart:domを使用していた場合にはdart:htmlへ移行する必要があります。

dart:domからdart:htmlへの移行にあたっては、緊急避難として "$dom_古い名前" という形式のメソッド(例えば、Node.childNodes は Node.$dom_childNodes)としてdart:htmlライブラリ内に残されますが、いずれ消えることになりそうです。

今後は、dart:domの代わりにdart:htmlを使用します。dart:htmlの使用方法については Improving the DOM が詳しいです。簡単に説明すると次のように使います。
  • HTMLElementのようなHTMLXxxという名前の代わりに、単にXxxとなっています(例:ElementAnchorElement)。ちなみにSVGXxxはそのままSVGXxxです。
  • ノードを取り出すには getElementById などに代わって、Document.query と Element.queryAll という2つのメソッドを使います。
  • コレクションはDOMのものではなく、DartネイティブのListやMapが使われます。
  • 新規の要素を作るのにdocument.createElementとする必要はなく、Element.tag と Element.html コンストラクタを使用します。(例:new Document.tag('a') )
  • イベントは Document.on で取得した ElementEvents に設定します。

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